今後の取組
「限界集落問題の裏側には、大都市コミュニティの暮らしの問題がある」との認識に立ち、活動指針を大きく見直すことにした。
「分断の進んだ都市には、もはや社会の全体性を回復させる力を期待することは出来ず、むしろ過疎地域や限界集落に残されているコミュニティこそが、これからの日本社会の再生のカギになるのではないか?」「都市の側こそが、現在の過疎地域・限界集落に学び、限界集落の問題がなくなってはじめて、都会のコミュニティー・コミュニケーション不足の問題が解消される」と宣言する。
そのため、まず、東京以外にも支部を出すことにする。具体的には、震災地に一箇所、可能なら震災地以外の過疎地にもう一箇所を出す。
文明社会に突き進む中で置き忘れてきた有形無形の財産が地方には多く残っている。「都会人」こそが「田舎人」から、多くを学びとる機会を提供することを各方面から実施していくことにする。
多くの「都会人」が興味をしめし、地方の経済が回りだし人と物とサービスが動きだせば、日本の一次産業技術、自然や土壌、環境を活かしきるエコ技術は世界最高峰であり、これからの世界市場を健康、安心、安全ブランドとして貢献していくことは間違いない。そこまで評価があがれば、自給自足(地産地消)、循環型社会も夢ではなく、そこでの生活スタイルこそが、グローバリゼーションをもローカル経済が上手にコントロールできる新しい21世紀型の社会形成へとつながる。 本会は、「都会人」と「田舎人」が最適な形で情報交流ができ、社会全体としてバランス力を取り戻せるように諸活動を実施していくことにする。
活動予定
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まちづくりの推進を図る活動
IT技術等を利用して引き続き情報分析、情報収集、情報発信、シチュエーションマッチングや「新しい観光」活動を実施
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学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
各種イベント、コンテンツすり合わせ、地域活性化の起爆剤としての誘致活動
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社会教育の推進を図る活動
コミュニティーの交流活動、情報交流活動、イベント等を通しての歴史教育、社会交流
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保健、医療又は福祉の増進を図る活動
医療、健康、福祉情報等を、地元と都会の間のマッチング事業等
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